このページでは、人生に疲れた時に観たいヒーリング映画を紹介しています。
日々を過ごす中で辛いことや悲しいことがあったり、「なんかもう疲れたな…」と感じるとき。
何もしたくなくて、ただただ家の中でぼーっと過ごしたいとき。
人間誰しもそんな日がありますよね。
気分が上がらない時には映画を観るのもおすすめです。
ハラハラドキドキする展開や感動的な結末の映画も良いですが、こんな日は肩の力を抜いて観られる映画がおすすめです。
観ていると何だか気持ちが癒されたり、少し前向きになれるようなヒーリング映画を紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
人生に疲れた時におすすめの映画
フォレスト・ガンプ【洋画】
「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで何が入っているか分からない。」
このセリフの意味が凝縮されているような映画でした。
じんわりと心が温かくなるようなシーンがたくさんあります。
一見すると自分とは何も共通点のなさそうなフォレストですが、物語を追っていくうちに共感したり尊敬したり、その人物像にどんどん感情移入していきました。
不器用だけど清々しいぐらい真っすぐで一途で、でも時々人間味も垣間見えます。
そして、脇役のキャラクターが魅力的なのもこの映画の好きなところです。
好きな場面は、陸軍に入隊したシーンとそこで出会ったダン隊長との関係性。
自分の信念を貫き通せば、時に周りの人をも変えられることを実感できました。
フォレストが自分の息子と対面するシーンは涙が止まりませんでした。
あまり感情を表に出さず淡々としている分、時々彼の感情が見えるシーンは特にぐっときます。
この映画にはいろんな形の「愛」が詰まっているので、見ていて温かい気持ちになるのだと思います。
正解を選ぶのではなく、選んだ道を自分で正解にしていくことが重要というメッセージを私はこの映画から受け取りました。
ネットやSNSが発達した今の社会では、人がもっているものを羨んだり、周りと比べて自分の現状に落ち込むことは多々あります。
フォレストの人生を見ているとそんな感情は薄れ、自分の人生を精一杯生きようという前向きな気持ちになれるのでおすすめです。
パターソン【洋画】
詩を書くことが趣味なバスの運転手と奥さんの日常を描く映画。
観始めたときは、ストーリーがあまりに淡々としていたので少し予想外でしたが、観れば観るほどその世界観にハマっていきます。
パターソンとローラはまさに理想の夫婦。
結婚して年月が経ってもこんな関係性でいられたら幸せだろうなと思います。
パターソンとは対照的な妻のローラの自由奔放さが見ていて楽しいのと、愛犬マーヴィンとの散歩のシーンが大好きです。
郵便受けが毎日傾いている理由がわかるシーンはとてもほっこりします。
何が起きるわけでもなく、同じルーティーンを繰り返すような毎日ですが、その中に小さな変化や幸せがある。そしてそれに気づくか気づかないかは自分自身。
自分の人生と重ね合わせて、何でもない日常が実はとても尊いものなんだと気づかされました。そして周りにいる人たちが愛おしく思えます。
私はこの映画を眠れない日の夜に観ています。
ゆっくりとしたストーリーを眺めながら、気づくとスッと眠りに入っています。
心がささくれだっているとき、おだやかな気持ちになりたいときにぜひおすすめしたい作品です。
めがね【邦画】
都会の生活に疲れ、南の海の島に訪れた女性とそこで過ごす人たちの話。
頭の中を空っぽにして観てほしい映画です。
「このあとどんな展開になるの!?」というような前のめり感は一切なく、ゆったりと時間が流れていきます。
この人はどういう人なんだろう、なぜここにいるんだろう、見ていて色々な疑問がわきますが特に細かい説明はありません。
その少し不思議な世界観と、その中にあるリアルさが心地よいです。
それぞれの事情を抱えた登場人物たちがお互いを特に干渉し合わない感じも好きです。
度々出てくる不思議な体操、「メルシー体操」はくせになること間違いなし。
そしてなんと言っても映像のきれいさに癒されます。
美味しそうな食事、きれいな景色、真っ青な海。何もないけどそれがいい。
常に何かに追われ忙しい日常を送っている人にこそ、おすすめしたい作品です。
心と身体が健康でいられる生き方って大事だなと思わされました。
映画の中の理想郷のような場所にとても行きたくなり、観終わったあとロケ地の与論島の行き方や宿泊料金まで具体的に検索してしまいました。
観終わったあと、この映画の意味について考えてしまいます。
深い意味がありそうで、なさそうな。観た人と話したくなる余韻があります。
ゆっくりとした物語に癒されて、ぜひ自分なりにこの映画を感じ取ってみてください。
little forest(リトル・フォレスト) 夏・秋【邦画】
毎日の仕事や人間関係に疲れたとき「今すぐ会社やめて田舎に住んで自給自足生活したい…」と思ったことのある人は多いのではないかと思います。
little forestは、まさにそれをそのまま映像にしたような作品です。
ストーリーが進んでいくというよりは、四季にあわせて生活が流れていくような感覚。
それがとても自然で、まさにヒーリングミュージックのようです。
見たことも聞いたこともない自然の食材がたくさん出てくるのが面白く、料理シーンは特に見入ってしまいます。
自分が料理をすることによって、母がかけてくれていた「ひと手間」に気づく青菜炒めのシーンがとても好きでした。
状況は違いますが、自分も結婚して家を出たあとこういうことあったな、と。
会話やセリフなどは最小限ですが、周りの人との関わり合いの中で主人公のいち子の性格や人生が少しだけ見え隠れするのも好きでした。
未来への不安を見ないようにするかのように、目の前の暮らしだけに精一杯向き合う主人公の気持ちは共感できるところがあります。
こういう感情って誰にでもあるような、というリアルさがとても良いです。
夏・秋に続き冬・春もあるので、2作続けて見てほしい作品です。
ソウルフル・ワールド【アニメ】
人間として生まれる前の魂の物語。
良い意味で「ディズニーらしくない」と思いました。
キラキラした夢を与え、前向きでポジティブな王道のディズニー作品とは少し異なり、大きな夢や目標のない人生や前向きになれない自分をまるっと肯定してくれるような作品です。
これは大人がより楽しめる作品だと思いました。
映像も美しく、夢の中のような不思議な世界に入り込んだ気分になります。
人生のきらめきを探すものの中々見つからない22番に、「うん、こういう感情ってあるよね」と共感する人も多いはず。
物語の前半と後半では、ジョーの人生は全く違うものに見えます。
「自分にとっての幸せとは何か」を映画を通して深く考えさせられました。
人生において大きな夢や目標、自分が輝けるものを見つけることはもちろん素晴らしい。
でもそれがなくても別に良いし、それはそれで人生は楽しい。
ピザが美味しい、風が気持ち良い、それで良いんだと観終わったあと肩の荷が降りるような感覚でした。
一見よくありそうなテーマですが、ピクサーの映像美と切り口によって斬新さを感じます。
やろうと思ったことができなくて、ぐーたら過ごしてしまった日もそんな日もあるよね、と流せるようになります。
難しく色々なことを考えてしまいがちな人にこそ、観てほしい映画です。
【まとめ】人生に疲れた時に観たいヒーリング映画
今回紹介した作品は、動画見放題サービスのU-NEXT(ユーネクスト)やAmazonプライムで観ることができます。
U-NEXTは30日間の無料トライアルに登録すれば、登録特典ポイントとして600ポイントがもらえるので、ポイントを使えば多くの作品を観ることができます。
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Amazonプライムも30日間の無料体験ができるので、
- プライムビデオ(映画・ドラマ)
- プライムミュージック(音楽)
- プライムリーディング(読書)
を楽しむことができます。
人生に疲れた時は肩の力を抜いて映画をぼーっと観てみることをおすすめします。
心が癒される映画を観れば、少し前向きになれますよ。
映画のお供にオーガニックポップコーン。