最終回(第10話)で「1000倍返しなるか!?」と注目が集まっている半沢直樹2(新シリーズ)。
そんな半沢直樹2の最終回前の復習におすすめなのが、民放公式テレビポータルのTVer(ティーバー)です。
9月27日の20時59分までの期間限定ですが、TVer(ティーバー)で「半沢直樹2の第1話~第9話まで」が無料配信されています。
ちなみに、最終回の第10話は9月27日(日)の21時からです。
という場合は早めにチェックして週末に一気見することをおすすめします。
【追記】半沢直樹2の最終回の見逃し配信は10月4日(日)まで。
という場合は期間限定ですがティーバーで見れますよ。
半沢直樹2の感想・好きなシーン
半沢直樹2を見た視聴者の感想と好きなシーンを紹介します。
黒崎が見せた行動が半沢の進むべき方向を肯定してくれた
8話で見られた黒崎の異動に伴う半沢の対応が印象に残ったシーンでした。
半沢が追う真実に隠れた敵の大きさに恐怖を感じ、触接、箕部幹事長から圧力をかけられたシーンは敵わない相手だと思い知らされました。それでも真実を追求し続ける半沢にカッコよさと結末へと続く道筋に期待が高まりました。
箕部幹事長は半沢だけを目の敵にしている訳ではなく、自分の地位を脅かそうとする相手に対して容赦ない圧力をかけることが分かったのが8話ラストで見られた黒崎の異動という衝撃でした。なぜ黒崎がと驚きを感じましたが、半沢と同じように自分の仕事に対するプライドを持った人物だということに気づかされた瞬間でした。
黒崎の異動を知り、急いで黒崎に元に出向いた半沢に対して「大嫌い」といつもの口調で罵る姿に半沢に対する愛情深さを感じ、自分が調べていたことを半沢に託す姿に半沢の能力を認めているのだと感じました。
また、去る黒崎に深々とお辞儀をする半沢の姿に、黒崎との関係性に対して敬意を感じられました。
仕事に対するプライドを感じたシーンであり、カッコいいと思えた好きなシーンです。
半沢と黒崎の攻防が非常に面白かった
東京セントラル証券に黒崎がやってきて、半沢らが計画した逆買収の計画がバレそうになるシーンが特に面白かったと思います。
このシーンでは、買収計画書のデータそれ自体を見つけられたらアウトという状況で、半沢らはスパイラルにいる高坂に頼んで、パソコンの中に隠してある買収計画書のデータそれ自体を外部から消してもらおうとしました。
黒崎の側はパスワードを解いて、買収計画書を探し出そうとしており、見つけられるのが先か?消すのが先か?という攻防戦が地味に面白かったと感じました。
半沢直樹のドラマにおいては、こういったハラハラドキドキするシーンが割とあるような気がしますけど、その中でもこのシーンは特に印象的だったと思います。
パスワードがZから始まる文字列だったため、Aから順番に機械的に試していっている黒崎からすれば、なかなかぶち当たらなくてイライラする状況だったはずです。
その心境が見ている側にも伝わってきていたので、そこも含めて楽しさを感じられたと思います。
半沢と大和田がタッグを組むシーンと半沢節炸裂のシーン
半沢直樹2で私が好きなシーンは色々ありますが、その中で特に選ぶとすれば2つあります。
一つ目は半沢とライバルの大和田が嫌々ながらも協力するためにタッグを組むことを決めるシーンです。
常にライバルである二人ですが、大物政治家の不正を調査をすることを互いの共通目的として協力する展開になります。
その時、互いに協力の証として握手をするのですが、このシーンが2人の関係性を見事に表していて、握手というよりもほんの少しだけ嫌々タッチだけしていて、これが絶妙に良かったので印象に残って好きなシーンです。
そして二つ目は、9話の最後で大物政治家や頭取に対して、1000倍返しを誓うシーン。
このシーンはとても緊迫感のあるシーンで、柄本明さんの演技も素晴らしくてその迫力に圧倒されそうになりますが、半沢がそれ以上に負けない迫力で1000倍返しを言い返す言葉がとても熱くて、その場にいる大和田も涙を浮かべているのも印象的でとても好きなシーンです。
犬猿の仲の大和田と半沢が手を組む?
伊佐山と三笠副頭取が電脳と結託してスパイラル株を買って乗っ取ろうとします。伊佐山に裏切られ土下座野郎とののしられた大和田が半沢に仲間にならないか提案されます。
その際、お前なんかと死んでも嫌だねーと半沢に返すところが、とても大和田らしくて良かったです。
本当に半沢が嫌いなんだなという気持ちが伝わってきました。しかし、大和田がそうは言ったものの引き返してきたところはひきかえすんかいと思わず突っ込んでしまいました。
大和田が半沢に倍返しが決まるんだろうなと聞き、半沢が当然ですと返してタッグを組みます。このシーンは半沢直樹2で1番好きな場面です。
今まで親の敵として憎んでいた大和田と半沢の因縁の相手同士が共通の目的をもって初めて共闘する場面だったので、作品の中でも重要なシーンだと思います。
そして、大和田の協力もあり、電脳の粉飾を会議で暴いて伊佐山にわびさせ、三笠副頭取と電脳の癒着を暴露してまさに倍返しを決めました。
大和田と半沢の戦いのシーン
大和田が半沢に謝る事を強制し、言わなければならない小学生でもわかるという7文字を半沢に無理やり言わせた「お願いします」のシーンでの半沢の言い方がすごく力が入っていて、大和田に頼むのがかなり嫌なんだろうなという気持ちがわかり面白いシーンでした。
そのお返しで、半沢に協力してほしい大和田が人に物を頼む時の小学生でもわかる7文字の「お願いします」という言葉を言わせた時のシーンで、その言葉がなかなか言えず、やっと言った「お願いします」の大和田の言葉がすごく面白く印象に残っています。
また、東京中央銀行の階段での二人の会話で、大和田が半沢に向かって、親指を使い首を切る仕草で、おしまい、です、というシーンも、面白かったです。
半沢と大和田が、料亭で出向させられる銀行員を呼び出し、二つの選択肢を答えさせるシーンで、さあ、さあ、さあ、さあ、さあと、二人での掛け合いのシーンも、とても息があっていて面白いシーンだったと思います。
第9話で半沢直樹が見せた土下座拒否のシーン
今回の半沢直樹も「土下座」が、ストーリーの展開上、重要なシーンになっていると思います。
そういう意味では、第9話で半沢直樹が見せた土下座拒否のシーンはとても印象に残るとともに、半沢直樹の強さを引き立たせた良いシーンだと思っています。
箕部幹事長、中野渡頭取、大和田の3人を前にして、箕部幹事長から土下座を要求され、大和田からも土下座を強要すべく、背中を押されたにもかかわらず、大和田を押し除けて、立ち上がった姿はとても勇ましく、まさに悪に立ち向かう正義の味方というオーラが出ていました。
さらに「3人まとめて、1000倍返しだ!」という啖呵を切って宣戦布告までしてしまう半沢直樹を改めてすごい奴だと思いました。すぐに土下座をする箕部幹事長と対象的に見せているところも演出が上手いと思います。
最終回でもきっと誰かが土下座をするシーンが出てくるかと思いますが、どんな土下座をするかがとても楽しみです。個人的には3人が雁首並べて土下座するところが見てみたいです。
債権放棄を堂々拒否する爽快シーン
私が半沢直樹2で1番好きなシーンは、銀行へ債権放棄をするように迫った政府に対して、銀行代表者やマスコミが会議室に集まり、次々に自分の銀行の意見を述べていくシーンです。
債権が少ない銀行から順番に、自分たちが他の銀行に従うと、意見を述べていくのですが、半沢直樹たちの銀行の番になった場面で、半沢は債権放棄を拒絶するとはっきりと言い放ちます。
その言葉に心が晴れやかになり、軽くなりました。
そして銀行すべてが一致し債権放棄をしないと決定した後に、グッドサインをし合う姿もかっこ良いです。タスクフォースの悔しがる様子が、より効果的で、銀行全てが権威に逆らう様子が、これまでになく爽快な気持ちにさせてくれました。
どんな状況にあっても、不当な提案に対しては、政府に屈することなく、銀行の利益や顧客のことを一番に考えている半沢は、間違いなく素晴らしいバンカーとなりました。銀行の政府への対抗が、とても素晴らしいシーンです。
笑いの中に涙あり、各人光る名演技
半沢直樹2を見る前から、キャストを見ていて、出演する役者の方達に最も注目をしていました。
そうそうたる顔ぶれの中、始めのころは、伊佐山演じる市川猿之助さんの演技に毎回笑わずにはいられませんでした。
後にわかったのですが、歌舞伎役者の出演も多く、堺雅人さんのアイデアなどもあって、やはり歌舞伎の手法が使われている演技場面も多々あったということで、どこか時代劇を思わせるような迫力のある演技がこのドラマには斬新にうつっていました。
クライマックスに向けて、どんどん迫力が増す中、今まで控えめだった頭取演じる北大路欣也さんや、箕部演じる柄本明さんは、静の迫力というのか、存在感が物凄くあって、柄本明さんのとぼけた姿や、ドスの効いた脅しともとれるセリフの言い方も緩急があって楽しませてくれます。
想像していた通りの贅沢すぎる豪華キャスティングです。ということで、好きなシーンはたくさんありますが、一番は、堺雅人さんの誠実に訴える姿が毎回印象的で勇気づけられる人がたくさんいたのではないかと思います。
黒崎が半沢たちに協力して箕部への不正融資について調べるシーン
半沢が、箕部のクレジットファイルの内容を大和田から入手して、そこに挟まっていたメモの特徴的な「D」の書き方から、誰がメモを書いたのかを調べます。
その時に、半沢たちがふた手に分かれて調べていた時に、半沢が助っ人に呼んでおいたのが、黒崎検査官でした。
渡真利と森山と福山が灰谷の行きつけの飲み屋で、灰谷がいつも持っている手帳を調べて、特徴的な「D」を探します。灰谷が帰ってきて、渡真利たちが手帳を調べているのを追求してきますが、この時に、黒崎検査官が店に来ます。いつもの黒崎節で追い詰めますが、灰谷は逃げようとして、黒崎は灰谷の股間をぎゅっと締め上げ、灰谷が白状したシーンは面白かったです。
また、この後に、半沢たちが東京中央銀行の地下4階で、不正融資の証拠について話していた時に、常務の紀本が来ましたが、居酒屋で灰谷から話を聞いた黒崎が桃太郎の替え歌を歌いながら登場したシーンも笑ってしまいました。
しかも、黒崎は半沢に頼まれて、棺の会の口座に賄賂の金が入金されていた証拠を見つけて、その時も替え歌でその事を話すシーンも気に入っています。
大和田常務の素直になれないところが可愛いシーン
半沢直樹シリーズで好きなシーンってたくさんありますが、その中でも個人的に好きなのは、第4話の半沢と大和田の取引のシーンです。
そのとき、大和田は伊佐山に裏切られていることが発覚し、テンションが下がっていました。そこに敵だと思っている半沢が手を組もうとやってきますが、一旦断ります。そのシーンもお茶目に断るので可愛いなと思うのですが、特に面白いのはそのあとです。
半沢との取引を断って車を出すよう運転手に指示し、残されたのは半沢のみ。この後どうなってしまうのかと思っていると、なかなか場所が変わらないので「ん?」と思っていると大和田を乗せた車がすごいスピードで戻ってくるのです。
やっぱり取引をしたかった大和田は半沢に「ちょっと!」と呼び止めます。本当は取引を持ちかけられたときに話をしたかったのに、でもプライドが許さなくて!という大和田のなかなか素直になれないところに可愛いなと感じました。悔しそうな顔もまたリアルで良かったです。
半沢直樹2(新シリーズ)の放送日とあらすじ
半沢直樹2の放送日は、毎週日曜日21時~21時54分。全10話。
2013年にTBSで放送された半沢直樹の続編です。
半沢直樹2(第1話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年7月19日(日)
あらすじ:大和田(香川照之)の不正を糾弾し、子会社へ出向を命じられた半沢直樹(堺雅人)は、東京セントラル証券営業企画部長に。ある日1500億円超の買収案件が舞い込むが…。
半沢直樹2(第2話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年7月26日(日)
あらすじ:東京中央銀行に大型買収案件を横取りされた半沢(堺雅人)は、部下の森山(賀来賢人)とともに逆襲を誓うが、依頼主・電脳雑伎集団から相手にされず追い返されてしまう。
半沢直樹2(第3話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年8月2日(日)
あらすじ:ある日セントラル証券に証券取引等監視委員会が立ち入り検査にやってくる。徹底的に検査する黒崎(片岡愛之助)が隠しファイルに迫る中、スパイラル・高坂(吉沢亮)は…。
半沢直樹2(第4話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年8月9日(日)
あらすじ:半沢(堺雅人)の出向先が正式決定する、という知らせが入り、森山(賀来賢人)は動揺する。その後ついに覚悟を決めた半沢は、最後の望みをかけて、ある人物に会いに行く。
半沢直樹2(第5話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年8月16日(日)
あらすじ:大和田(香川照之)の推薦により帝国航空の担当となった半沢(堺雅人)だが、政府から500億の債権放棄を要求されいきなりピンチに…陰謀渦巻く巨大航空会社を救えるか?
半沢直樹2(第6話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年8月23日(日)
あらすじ:政府に盾をついた半沢(堺雅人)に怒り心頭の白井(江口のりこ)ら。そんな中、金融庁による緊急ヒアリングが行われ、銀行のある重大なミスが発覚。銀行沈没の大ピンチに!
半沢直樹2(第7話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年8月30日(日)
あらすじ:政府の圧力に追いつめられ絶体絶命の半沢(堺雅人)は、最後の望みをかけて開発投資銀行の谷川(西田尚美)の元を訪れる。半沢は裏切り者を見つけ出すことができるのか!?
半沢直樹2(第8話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年9月13日(日)
あらすじ:半沢(堺雅人)が箕部幹事長(柄本明)の怒りを買ったことで、頭取(北大路欣也)が参考人招致されるという危機に。箕部の不正を追う半沢はある衝撃の過去にたどり着き…。
半沢直樹2(第9話)の放送日とあらすじ
放送日:2020年9月20日(日)
あらすじ:黒崎(片岡愛之助)の助言で行き着いた箕部(柄本明)の不正の証拠を、誰かに奪われた半沢(堺雅人)。この証拠をほかに知るのはただ1人、大和田(香川照之)だけで…。
半沢直樹2(新シリーズ)の原作
池井戸潤の「半沢直樹」シリーズが原作。
半沢直樹2(新シリーズ)では『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』をベースに続編が作られています。
半沢直樹の原作
2013年に放送された半沢直樹は、池井戸潤の「半沢直樹」シリーズを原作としたテレビドラマ。
『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』をベースにして全10話で放送されました。